2008年 気まぐれ 日 誌

 
        

今年の叩き初めはライブからだった、まだおとそ気分が抜けきれてない新年早々のライブである。
一緒に演るメンバーも前回と同じブルースバンドだ。

実は前年の10月にもライブを行っていたのだが、その後所要で忙しく日誌書いてる 時間がなかった。
まあ業務日誌を1回サボってしまった!といったところか?・・・・・
それはさておき、おとそ気分なんて呑気なことを言っている場合ではなく、世間様が正月休み が終わる前から、我々のリハは始まっていた。

リハーサル、本番共にいつもと同じく楽しいものだったが、今回は事前に2つの暴挙に 出ることを考えていた。
一つはブルースの枠に囚われない選曲をする事、これは某有名でマニアックな音楽家の カヴァーを演奏する事で意見統一(もっとも、このメンバーで演奏したらどんな楽曲、 どんなジャンルであろうと、 このバンドならではのスタイルになっちゃうんだけどさ。)

もう一つは、この俺がドラムから離れてアコギをかき鳴らしながら歌うというもの!!
このバンドで演奏していると楽し過ぎてついついオーヴァープレイをしがちなので、ショーの 緩急をつける意味で俺がドラムから離れる機会を増やそうと俺のほうから提案したもの。 (ホントはただ単にギター弾きたかっただけなんじゃないの〜〜???  そう思っているアナタ! 失礼な!!、、、、正解です!
幸い俺には以前「聴いとくれ」でもアップしたパンクなオリジナルがあったので、それを アコースティックに料理して、バンマスが得意とするスライドギターの魅力を 最大限に引き出そうという考えもあった。 本番では、対バンのメンバーの人達もパーカッション とコーラスで参加してくれてありがたかったし、より楽しいものになった!! (でも気恥ずかしかったなあ〜〜、ギター弾く事自体は大好きなのだが・・・・・)

そして、もう一つ! 本番中に突然思いついたものだが、このバンドでは、 ギターとピアノだけによる、デュオのコーナーがあって、その間、 俺とベーシストは待機しているのだが、 ついさっきまで、アコギかき鳴らして調子づいて勝手にテンション上がっているこの俺である、 ここで黙っている訳がある筈がない!!
気が付いたらデタラメなブラシプレイで乱入してしまった。 この日俺の一番の暴挙である。
流石にこれはマズかったかなあ〜〜??とは思ったものの終わってみれば結果オーライ!!
このバンドは、ブルースを基本にはしているものの本当に演りたい放題で、 良い仲間にめぐり会えた事は本当に俺にとってかけがえのない財産である!!
今はこのバンドで演奏している事を誇りに思っている。

それにしても俺のブラシはプレイがかなり甘い!!棒っ切れブン回すのとはどうにも勝手が違う。

そこで2008年の俺の抱負
先ず、ブラシを上達させる事!!
それからデジタルにもっと強くなる事
これは、必要に迫られて色々と機材を買い込んでしまったので、早く使いこなしたい という意味もある。。。。。 その辺りについてはまたの機会にでも。

2007年 気まぐれ 日 誌

 
        

前回のライブから約3ヶ月、再び同じバンドでライブ演奏をした。
前回も大変楽しかったが、急な出演依頼って事もあってある意味「助っ人」的な気持ちで 参加した訳だが、今回からは俺もレギュラーという事で前回以上にモチベーションは高かった。 都合によりメンバーが一人減り4人編成になってしまったが、各パート一人ずつしか居ない という事で、メンバーそれぞれの責任感といったようなものも強くなったような気がした。
俺達はリハーサルを行う前に、今後のこのバンドの方向性やあり方などを綿密に話し合い 全員の意思の統一をはかった。(とはいっても実際は飲み会に近いものだったが・・・・・) 酒が入っていたとはいえこの席でのミーティングは非常に有意義であった。
基本的にこのバンドは古いブルース曲のカヴァーを沢山演るバンドなので、カヴァーする際の 心構え、またオリジナルを演奏する環境が整った場合などなど・・・将来的に楽しみな課題は 満載であった。
因みに今回は全てカヴァー曲だけで構成され、前回演った俺の曲は外した。その代わりとでも いえば良いのか?「この(歌ド下手の)俺にスタンダードブルースを歌わせたら面白い」 というバンマスのアイデアに乗って実際歌う事に。

本番当日は、前回以上にリハを積み重ねた成果もあってか、現段階でこのメンバーで出来る 最高のパフォーマンスが出来たといえよう!! この日は久し振りにPAを通した演奏でもあった。
楽曲はブルースのカヴァーではあるが、俺もバンマスもブルースの所謂「様式美」みたいな ものまで真似する気は全くもって無いので、独自の解釈で演奏する事が出来た。 それに メンバー全員、影響を受けて培ってきたものの影響が違うので(勿論良い意味で)、相互作用も 上手い具合に交じり合ったといえよう!!
出来る事なら、今の所はカヴァー曲だけだが、今まで誰も演奏した事の無いスタイルで 新しいブルースを作り出していければ!!と思っている。
前回も楽しかったが今回はそれを上回る楽しさであった!
次回のライブは決まっていないが、正直聴衆が居なくてもスタジオで音を出すだけで楽しいので、 今度集まる事だけでも楽しみなのは言うまでも無い。

 
        

この日実に数年振り位(?)にライブ演奏に参加してきた。 ライブからは遠ざかっていて、ここ最近は正直ライブそのものにも関心がなくなっていたが、 2月のある日、突然10年振り位の旧友から連絡があり「ライブで一緒に演奏して欲しい」との事。

本当に長い間ライブをしていなかったので、いきなり2時間のフルステージはしんどいし(パフォーマンスを考えると録音とは違い純粋に演奏する事以外の労力は特に精神的に非常に大きい。)  最初は少々戸惑って、お断りさせてもらおうか? とも思ったのだが、7曲程度のメニューと聞いて 旧交をあたためる事やその旧友の熱意に背中を押されるような形で出演を決定した。
メニューは基本的にスタンダードなブルースであった。俺は今ひとつブルースの奥深さが 判っていないので、以前彼らが別なメンバーで演奏した時の音資料を貰い曲を覚える事に。
そういえば10年前位にその旧友とセッションバンドでご一緒させてもらった時もブルースバンド だった事を思い出した。資料にはその頃演奏した曲も入っていてチョット安心。。。
リハーサルがはじまる前に何度か電話で打ち合わせをしながらメニューの調整をしていった のだが、その過程で去年作って完パケも出来ている俺の曲(以前の日誌でも書いたパンク) を演りたくなりその旨を伝えた。ブルースとは全く無縁な曲なので拒絶される事を覚悟していたが 「曲はパンクだけど奏法でいくらでもブルースっぽく出来るよ!」と嬉しい事にあっさり 受け入れてもらえた。 これで俺のモチベーションもかなり上がったのだった。
今回の編成はギタリスト2名、べーシスト、ピアニスト各1名、そんで俺といった5人である。 今までトリオ編成のバンドばかり関わってきた俺にとっては凄く新鮮である。
ギタリストが2人という事で、ドラマーの立場で両者のギターを聴き分けて上手く対応出来るだろうか?
といった不安もあったのだが、いざリハーサルになると、これが楽しくて仕方がない! 俺の不安は一気に吹き飛んだ。 かつてこれほど楽しくスタジオリハーサルをした事があっただろうか? といって良いほど楽しく和やかな雰囲気で進んでいった。 俺の作った曲もメンバーのみんなが、それぞれ微妙に違った解釈で演奏してるのも これがまた面白かった。 「この人達とは楽しく演れそうだな!」と確信も持てた。

問題は本番である、俺はどちらかと言えばライブアレルギーみたいなものがあって、 リハーサルではそこそこ楽しめても本番では精神的に参る事が昔から多かった。 いや!サポートやセッションで演奏したライブは別として、俺はバンドでのライブで楽しめた 記憶が一つもない (ステージフライトとは少し意味合いが違う) 今回もそんな状態にならないか?  本番を控えてそれが一番の問題だった。
でも、バンマスでもある旧友とマメに連絡をとりあっている間に徐々にライブそのものに 対する俺のモチベーションも 上がっていき本番が楽しみになってきた。

いよいよ本番当日「場所は狭いよ」と前々から教えて貰っていたが、なるほど!演奏スペース だけでお店の半分は陣取ってしまう感じだった。 しかし、ドラムにマイクをセットする必要も なく観客には全く加工されてない生のバンドサウンドを提供できるのは良い事だ。  実は1月に来日したテリーボジオ氏の公演を観にいって、氏のマイキングを見て 今までのPAに対する認識が変わってしまった。 どういう事かというとオンマイクを バスドラ以外一切使わず4本位のオフマイクであれだけの数の塊であるドラムセットの音を 拾っていたのだ。
また、各パートのモニター環境を確保する必要もなくそれぞれのプレイヤーのアンプから 出ている音を直接聴ける点も今の俺には良かったみたいだ。
因みに俺の位置は真ん中ではなく聴き手から見て一番右、これも新鮮だった。 一度はステージでセンター以外の場所で演奏してみたかったのでここで念願叶ったり!!

先ずはギタリストである旧友とピアニストの2人だけによる演奏が数曲あり、俺も含めた他のメンバーは 中途参加の形である。 5人揃ってからの1曲目はもう一人のギタリストが歌う曲。  で!2曲目が いきなり俺のパンクな曲だ。 ブルース好きの人は他のジャンルは受けつけなく、また演奏内容も ブルースらしくない場合非常に評番が悪い!と勝手に想像していたので、実際聴衆を目の前にして 俺が歌うのは(というかほとんど叫び)は非常に緊張した。
「ブルースのライブで申し訳ないッスけど1曲演らせて下さい!電車の歌なんですけど。。」と一言 ことわって、この曲が終わってみると以外にも妙に受けているみたいで、俺にとっては 嬉しい誤算だった。ブギウギなピアノを弾いて貰ったのも功を奏したようだった。
その後も何のトラブルも無く久々のライブを終えたわけだが、ショーを通して 俺は2人のギタリストの相性の良さ、駆け引きの上手い事に物凄く感心した。 また、 他のメンバーが本番にメチャクチャ強い事も実感した。  対バンのメンバーもとても感じの良い人達ばかりだったし、 聴衆にも楽しんでもらえたようで、生まれてはじめてお客さんからのリアクションを感じた。  俺はブルースの様式みたいなものを全く意識せずに演奏したものの、 結構いい感じで酔っ払ってるお客に 「あんた最高!」などと言って貰えて酒まで勧められたが、車だったので丁重にお断りを。 相手は残念そうだったが、それでも「最高!最高!」と繰り返し声をかけてくれた。  今までこんな事全く無かったのでこれは本当に嬉しかった。 で、 結果今までで最も俺自身が楽しめた数少ないライブの内の一つになった事は 言うまでも無い!!
最初誘われた時は、今回だけのセッションバンド位の認識で臨んだのだが、 全員「またこのメンバーで演ろうネ!」ってな事に暗黙のうちになってきて 勿論俺も喜んで賛同させてもらった。 何せ本当に楽しかったし、この人達となら ライブアレルギーも感じずにすんだわけだし!
今回はカヴァー曲が基本だった訳だが次回演る機会があったらオリジナルも演りたいし、 願わくばこのメンバーでレコーディングも出来ればよいなあー!! いや!本当にバンドでの演奏でおれ自身が久々に楽しめた土曜の夜だった。 この日その場に居合わせた全ての人達に感謝!!!


2006年 気まぐれ 日 誌

                Yenちゃん       エンジニア気分の俺  
  

宇佐美君にソロを弾いてもらい、いよいよ必要なデータは全て揃った。 ようやくMIXできるところまでこぎつけた訳だ。 俺は数年来の友人Yenちゃん 宅へミキシングの 勉強も兼ねてお邪魔する事にした。
今回のこの曲に関しては、主目的は当然MIXにある訳だが、 俺が持っている環境では最大でも16トラックまでしか同時再生出来ない。 しかもハードディスクレコーダーの専用機である。 いずれはコンピューターベースでトラック数を気にしない環境を作っていきたいと考えている。  そのためにどんなソフトが自分にとって使い勝手が良いか色々試してみたいので、まずは Yenちゃん宅の環境でお試しさせてもらう事にした。
 因みにYenちゃんはべーシストで、彼と俺とでかつて様々なバンド、ユニットなんかを 手伝ったりしたものだった。二人で「流しのリズム隊」 として売り込んでいこうか!ということも当時は常々考えていたものだが ビジネスチャンスにはあまり恵まれなかったなあ〜〜
まあ、それはそれとして、直接会える機会こそ減っているものの、こまめに連絡をとり合っている 俺にとって数少ない友人の一人である。

数ヶ月振りに会って、近況とか最近気になる音楽の話とかして、いよいよMIX作業に取り掛かった。
作業はというと、これまで録音してきた素材をWAV形式のデータに焼いたCD−Rを 持ち込み、各トラックを順次読み込みながらバランスをとっていくという至ってシンプルなものだ。

まずはバスドラの読み込みから・・・・実はもうその時点でコンピューターでオーディオを扱う 事の効率の良さに驚いてしまったのだった。CD−RのWAVファイルを立ち上がっているソフト のトラックにマウスで移動させるだけのこの操作で済むなんて・・・!! 俺んちの環境だといちいちトラックやら、範囲やら指定して、一回に付きその部分だけしか 読み書きできない、しかもその読み書きだけで結構な時間が掛かってしまう。 パソコンベースだと本当に読み書きは一瞬にして済んでしまうじゃないの!!
もうこの時点で既にパソコン導入を決心した。

バスドラ、スネア、ハイハット、タム、オーバートップ、アンビエントの順で立ち上げていく、 その際、強調したい帯域や耳障りに聴こえる成分をEQで抑えたりする以外は、何も細工をしなかった。
記憶が曖昧だがキックかスネアに若干コンプレッサーをかけた程度だったと思う。 その次にベースを読み込む。ベースの音作りはべーシストであるYenちゃんに全面的にお任せした。 その上にバッキングギター、メインの歌やコーラスを重ねていく訳で、通常のMIX作業と なんら変わりはない、極々当たり前の順でバランスを整えていった。 この曲に関しては、下手にリバーブなんかで小細工するよりも荒々しく仕上げたほうが良いと お互いの意見は一致していたので、バッキングに関しては全くノーリバーブである。しかも歌までも! 実は歌に関してはある細工を提案され実行したのだが、Yenちゃんの企業秘密とも思われるので、書くのは 控えておく。(ピッチ補正じゃないよ!、別に正しいピッチでなくてもよい曲なんだから)
いちばん細工したのはギターソロだ。これは、宇佐美のギターの魅力を最大限に引き出したい 事も理由の一つだが、よりソロに「場違い感」を求めたからだ。 だから、歌よりも後に立ち上げたし、音像作りにも一番時間をかけた。 と言っても大げさな エフェクト処理をしたわけではない。

かくして俺の曲第一弾があくまで仮ではあるものの完成した!
CD−Rに焼いてもらった音源を家のステレオで何度も聴いたもんだ。 曲調はともかく、なんといっても初のソロ作品だからね。 改めて聴くとバランス等、色々と反省点は あったものの、出来としては悪くはないと思っている。 また、自宅でも環境さえ整えばある程度の 事が出来てしまう事がよく分かりとてもいい勉強になった。 Yenちゃんどうもありがとう!!
いずれ俺もパソコンでオーディオを扱う事になると思うが、きっとYenちゃんと似たような 環境にする事であろう。  ただ機材面で、何を揃えていくかの決定打がまだみえない所が頭の痛い所である。
今後もYenちゃんには、機材選びなんかで色々と迷惑をかけると思うが、よろしくッス。。。

             超絶技巧・・・宇佐美!!!   俺もタッピング??!出来る訳ネーだろ!!
  

10月8日の録音で、一応一通りのデータはそろった。しかし何か物足りたいものを感じた。 大合唱(というか掛け声)を人に手伝ってもらった以外の演奏は全て自分で行ったのだが、 いかんせん俺はギタリストではない。間奏のギターソロがあまりにもありきたり過ぎてつまらないのだ。
何か違和感のある、もっと言えば、場違い気味のギタ−ソロが必要だと感じた。
そこでドラム録音に見学に来ていた男にソロを弾いて欲しい事を頼んだ。

彼は 宇佐美 智広 という男で、今後要注目の超絶技巧派ギタリストである。 俺は 宇佐美君にどんなギタリストが好きなのか聞いた上で、これならありきたりの曲になるのを まぬがれると確信した。 録音は自分のハードディスクレコーダーを使い、我が家まで足を運んでもらった。 来ていきなり録音というのも可哀そうなので、ちょうど昼飯時に到着した宇佐美君にご馳走なんぞを・・・ と思うも貧乏暮らしなので、ソバ で我慢してもらう事に。。。
チョット量をゆで過ぎて、とても食いきれる量ではないな、と思ったものの、そこは流石若者である、 全部見事にたいらげてくれた!

話がそれまくっているが、食休みに色々なライブビデオなんか観て、リラックスしてもらった。

さあ!いよいよソロ入れである!!
俺は宇佐美君のプレイを取りこぼす事の無いように、にわかエンジニアに徹する事に。 宇佐美君はかなりのこだわり派らしく色々なバージョンで何度も何度もトライしてくれた。
俺が「今のでバッチリだよ」と言っても「いえ!何か納得いきません!」とあくなき挑戦を しているかのようだった。

そのプレイは、タッピングあり、スウィープありのまさに超絶技巧に他ならないものであった。 また、指の動きがとてつもなく速く、いくら頑張って観察しても動きがよく見えなかった。
かつて、エリック・クラプトンが速弾き過ぎて、逆に指の動きが遅く見える事から「スローハンド」 と形容された事があったそうだが、宇佐美君のプレイはそれをはるかに凌いでいたと俺は思う。 何テイクか録音して彼自身に一番気に入ったテイクを選んでもらう事にした。 (正直俺はどのプレイも凄まじく、そして素晴らしいものだったので弾き手の意思を尊重するのが 一番だと思ったのだ。)
ついでに3番の歌中でのオブリガードもお願いした。これはその場で急に思いついた事だったので、 流石の宇佐美君も一瞬困惑していた様子だったが、いざ本番!となれば、 アドリブでバッチリ決めてくれた。 彼は、アドリブもこなせる本当に優秀なギタリストである。
エンディングのソロも前もってお願いしておいたのだが、本人曰く
「元々あるソロ(俺が弾いたもの)でOKだと思いますよ。」
なんて先輩思いの懐の大きい奴なんだ!!俺は感激したぜ!ありがとうー!
それから、そもそもバカバカしい曲をこんなにも豪華に盛り立ててくれてありがとうー!!!

そんなこんなで無事終了した俺達は、夕食を近所のラーメン屋ですませた。
(本当はもっとご馳走したかったんだけど、安くすませてゴメンな。。。)


因みに、彼自身も現在真面目に曲作りに励んでいるそうだ。
今の所、まだバンドは組んでいないらしいが、バンドであれ、ソロであれ、 自分の作品を作りたいという意欲はお互いに一緒である。
俺は常々彼には「バンド作りなよ。」と自分の事は棚に上げて 言い続けているのだが、もしも奴がドラマーにこの俺を指名してくれるのであれば、 もちろん喜んで参加させてもらうつもりでいる。
マジでこんなに弾ける奴は世の中そうそう居るもんじゃぁないぜ!! ウーちゃんどうもありがとう、お互い頑張って行こうじゃないの!!

       釜木さんと俺      撮影に来てくれた関原さんと  後日ソロを弾いてもらった後輩と
     

全てのきっかけはこの日にあった。 大先輩の釜木茂一さんに呼ばれて、かつて釜木さんが率いていたバンド 「EVE」の楽曲と釜木さんご自身の最近の楽曲録音である。 かねてから、「一度はソロアルバムを作ってみたい。」という 欲求のあった自分だが、なかなかエンジンがかからないでいた。 しかし、今回何故だか急に録音前々日に10分程度で1曲出来てしまい、 この際便乗で自分の曲も録音させて貰おうと思ったのだ。 その日の晩迄にMIDIデータを打ち込んで、自分の機材にギターを録音・・・・・ と、ここまでは良かったのだが、録音中に弦が切れてしまい代え弦も無かったので その日は断念。 翌日弦を買って再び録音再開、順調にギターとベースの録音は終了。

さあ、ドラム録り当日だ! 俺は前日までに録ったデータを持ち込んだ。 ただし、あくまで本来の目的は「EVE」「TROWA BARTON」のドラム録音である為、 俺の曲は1テイクしか演らないつもりでいた。 実際、音決めの最終段階でリハーサルしたものをそのままOKテイクにした。

その後は、「EVE」の楽曲を3曲録音。 これらは、何回かトライして一番良いテイクを釜木さんに採用して貰った。 EVEの曲は最初静かなバラード調から徐々に盛り上がってドンドンハードになっていく 曲が多い。久々のハードロックな演奏だったので勘が鈍っていないか心配だったが、 思ったよりは鈍っていなかったようで安心したものだ。
EVEの録音は2005年夏以来1年振りで、なんだか恒例行事になりそうな気配。 共演こそ無いもののベース録音や歌録りに立ち会ったりして他のメンバーの皆さんとも 会っている。とても気持ちの良い人達ばかりだ。

そして、「TROWA BARTON」を録音。 これは、自分にとって初めてと言ってよいジャズ・フュージョン系の楽曲だったので、 慣れるのに多少時間がかかったが、なんとかOKテイクをもらい本来の目的は無事終了。

余った時間で、EVE曲のコーラス(採用されるかどうかは不明)と俺の曲の歌(しかも歌い手は俺!)を録音。 EVEはより良いテイクを録る為に何度かトライしたが、俺の曲の歌は全然上手くなくて 良かったし、所詮俺が歌う訳だからハイクオリティーな歌唱など期待する訳も無く、 一回だけ録って、歌詞間違った所だけパンチインして終了。 見学に来ていた後輩(その後その男にギターソロを弾いて貰う事になる。)に 「こんな、簡単に済ませちゃってイーんっすか?」と言われるも全然OK。 何故なら、本来俺が目指している趣向とは全く違った曲だからだ。 何と言って良いのか判らんが、何か今までに無かったようなエキゾチックな音楽を やっていきたいのだが今回出来てしまった曲は、なんとも言いようのない ヘタウマパンクだったからだ。

でも、これで自分の中でも励みになり勢いをつける良いきっかけになったと感じている。 協力してくれた釜木さんをはじめEVEの皆さん、当日一緒だった皆さんどうもありがとう。 この場を借りて改めて御礼申し上げます。


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